ソメイヨシノのように横に枝を伸ばし、 傘状の樹形になります。
ジンダイアケボノ
次世代として期待される桜の一つ
特徴
咲き始めは鮮やかな紅色をしている花は少しずつ淡く優しい色合いへと移り変わります。
ソメイヨシノとほぼ同じ時期に咲き、 樹形がすっきりとまとまること、 そして何より病気に強いことから、 これからの日本の春を支える「次世代の主役」として期待を寄せられているサクラの一つです。
【開花時期】関東平野では4月上旬(ヤマザクラやソメイヨシノと同時期)
樹形
葉
ギザギザがある葉っぱで、 葉の付け根に蜜腺があります。 ソメイヨシノによく似ています。
花
春、 ソメイヨシノより2日ほど早く咲きます。 咲き始めは桜色が強く目を引きます。 柄には細かい毛が生えます。
実
晩春、 小さくて丸い実が黒紫色に熟します。
幹・枝
幹は灰色で荒れた感じがします。
枝は灰褐色でつるりとしています。
冬芽・葉痕
冬芽には細かい毛が生えています。 花が咲いていなくても、 葉痕のお顔を楽しみましょう。
人との関わり
樹皮は丈夫なので樺細工に利用されます。
日本花の会がソメイヨシノの後継品種として積極的に苗を配布しています。
名前の由来
神代植物公園の原木に林弥栄博士が名前を付けました。
アメリカから贈られたソメイヨシノの子供は「アケボノ」(別名アメリカ)の名前で呼ばれていたので「神代植物公園のアケボノ」という意味でジンダイアケボノになったのです。
その他の情報
明治45年に日本からアメリカへソメイヨシノが贈られました。
そのソメイヨシノの枝から作った苗木が日本へ里帰りし「アケボノ」(別名アメリカ)という品種で呼ばれていました。
ジンダイアケボノの原木も当初は「アケボノ」と呼ばれていましたが、 接ぎ木した穂木ではなく台木の苗が育ったために新しい品種として認められました。
性格
ソメイヨシノがかかりやすい天狗巣病という菌の病気に強い性質があります。 ソメイヨシノよりエドヒガンに近い系統の木です。
体験・遊び
灰褐色の枝先をこすってみましょう!あずき色に変わってきます。 本来の若い樹皮はあずき色をしているのです。
関わりが深い生き物
花には蜜を吸いに、 メジロやヒヨドリがよくやって来ます。 スズメは花を摘み取ってから蜜を吸うため、 花にとっては困りもの。
サクラの葉はいろいろな虫が食べるので、 葉は穴だらけ。 芽吹いたばかりの新葉も、 イモムシ・ケムシがねらっています。
夏~秋にはモンクロシャチホコというガの幼虫(毛虫)が葉を食べつくすことがあります。
この木に会える場所
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