ジュウモンジシダ

まさに「十文字(じゅうもんじ)

  • 山地(さんち)(さわ)沿い(ぞい)多い(おおい)
    写真(しゃしん) / 2022.9.28 岩手(いわて)(けん)大迫(おおばさま)(まち) S.Ikeda

  • 根茎(こんけい)直立(ちょくりつ)から(はす)(じょう)させて()出す(だす)
    しばしば群生(ぐんせい)する。
    写真(しゃしん) / 2021.5.26 東京(とうきょう)()八王子(はちおうじ)() S.Ikeda

  • ()一番(いちばん)()
    特徴(とくちょう)(てき)十文字(じゅうもんじ)見分け(みわけ)やすい。
    写真(しゃしん) / 2023.10.6 神奈川(かながわ)(けん)相模原(さがみはら)() S.Ikeda

  • ()(うら)
    胞子(ほうし)のう(ぐん)円形(えんけい)
    フチと中央(ちゅうおう)(みゃく)中間(ちゅうかん)につく。
    写真(しゃしん) / 2023.5.7 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 葉柄(ようへい)基部(きぶ)
    濃い(こい)茶色(ちゃいろ)鱗片(りんぺん)多い(おおい)
    写真(しゃしん) / 2023.5.7 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • ()(じく)
    淡い(あわい)緑色(りょくしょく)鱗片(りんぺん)少ない(すくない)
    写真(しゃしん) / 2023.5.7 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 新芽(しんめ)十文字(じゅうもんじ)
    写真(しゃしん) / 2021.3.24 埼玉(さいたま)(けん)寄居(よりい)(まち) S.Ikeda

  • 何らかの(なんらかの)理由(りゆう)白色(はくしょく)になった()
    この()のみの現象(げんしょう)でアルビノではない。
    写真(しゃしん) / 2022.9.28 岩手(いわて)(けん)大迫(おおばさま)(まち) S.Ikeda

  • 1(まい)()
    こんな(かたち)、アクションゲームの武器(ぶき)にありそう。
    写真(しゃしん) / S.Ikeda

特徴(とくちょう)

林内(りんない)でよく()られるとてもメジャーなシダです。()(さん)方向(ほうこう)分かれる(わかれる)姿(すがた)はまさにジュウモンジそのもので、本土(ほんど)には()種類(しゅるい)がいないため覚え(おぼえ)やすいシダです。ちなみにですが、新芽(しんめ)食用(しょくよう)になるのだとか。
 
大き(おおき)さ:(なが)さ40cmくらい
観察(かんさつ)時期(じき)(はる)~(あき)((なつ)(みどり)(せい))だが(だん)いと(ふゆ)残る(のこる)
生える(はえる)場所(ばしょ)山地(さんち)湿っ(しめっ)林内(りんない)
分布(ぶんぷ)日本(にっぽん)(北海道(ほっかいどう), 本州(ほんしゅう), 四国(しこく), 九州(きゅうしゅう), 屋久島(やくしま)), 朝鮮(ちょうせん), 中国(ちゅうごく), 極東(きょくとう)ロシア

正確(せいかく)(しゅ)判定(はんてい)は、形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。​

覚え(おぼえ)やすいシダ

シダは()(かたち)種類(しゅるい)多く(おおく)覚え(おぼえ)にくいですが、一部(いちぶ)ぱっと()簡単(かんたん)見分け(みわけ)られるシダもあります。
 
例えば(たとえば)ジュウモンジシダのほかに、リョウメンシダクマワラビコウヤワラビナチシダクジャクシダワラビイワヒメワラビウラジロコシダゼンマイなどは個体(こたい)(すう)多い(おおい)うえに、()種類(しゅるい)はほとんどないか分布(ぶんぷ)限ら(かぎら)れています。このようなシダから最初(さいしょ)覚える(おぼえる)といいかもしれません。ちなみに、筆者(ひっしゃ)最初(さいしょ)覚え(おぼえ)たシダはジュウモンジシダです。