クロアゲハ

街中を飛ぶ、 存在感のある黒いアゲハ

  • 羽化したてのメス。
    メスは後ばねの赤い紋が発達。
    写真 / 2022.4.11 千葉県船橋市 MasakoT

  • オスはナトリウムなどの栄養をおぎなったり、 体温調節のため、 地面で給水する。
    写真 / 2018.8.22 千葉県松戸市 MasakoT

  • オス。 はねの裏側に赤い紋がある。
    写真 / 2018.9.23 東京都八王子市 MasakoT

  • ヒガンバナには黒いアゲハがやって来る。
    写真 / 2023.9.28 千葉県習志野市 MasakoT

  • 終齢幼虫。 幼虫が若いとき(4齢幼虫まで)は鳥のフンのよう。 ミカンの仲間の葉を食べる。
    写真 / 2007.10.17 千葉県習志野市 MasakoT

  • 腹脚(ふくきゃく)は白っぽい。
    写真 / 2024.6.29 仙台市泉区 MasakoT

  • 蛹。
    写真 / 2024.6.29 仙台市泉区 MasakoT

  • 蛹の先端はややとがる。
    写真 / 2024.6.29 仙台市泉区 MasakoT

特徴

黒いアゲハチョウの中では、 街中から山地まで、 もっとも普通に見られます。 後ばねのしっぽのような尾状突起は短めで、 後ばねに赤い紋があります。 木の茂ったやや暗いところを好みます。
  
大きさ : 開張80~120mm
食べ物 : 幼虫はミカンの仲間の葉 成虫は花の蜜など
成虫が見られる時期 : 4~10月
分布 : 本州、 四国、 九州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

似た仲間との見分け方

似ている黒いアゲハチョウがいます。
クロアゲハは、 尾状突起が短く、 街中でよく見られます。 オスは後ばね前縁に白い帯があります。
オナガアゲハは、 ほっそりしており尾状突起が長く、 腹部が黒いです。 山地、 渓流沿い、 雑木林の林縁で見られます。 オスは後ばね前縁に白い帯があります。
ジャコウアゲハは、 つやがなくほっそりしており、 尾状突起が長く、 腹部が赤っぽいです。 街中で見られます。 オスは後ばね前縁に白い帯がありません。